4年に一度のスポーツの祭典と言えばオリンピック。
日本では2020年にオリンピックが開催されますよね!
オリンピックに欠かせないのが「聖火」。
聖火はギリシャのオリンピアにあるヘーラー神殿で採火され、世界各国を移動し、その年のオリンピック会場へ行くというわけです。
世界中を飛び回るということは飛行機で運ばれるわけですよね?
飛行機内は火気厳禁!
聖火は消されてしまうのでしょうか!?
なんていう疑問がわいてきますが・・・
聖火は消されることなく飛行機で安全に運ばれているようです。
では、どんな風に運ばれているのでしょうか?
詳しく見て行きましょう!
聖火の飛行機での運び方って?開催国までの旅はどんな感じ?
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聖火を飛行機で運ぶ時どうしているのか?というと・・・
火種を小さなランタンに保管して運ぶようです。
飛行機で運ぶときも聖火が消されることはないのです!
しかも、
聖火入りのランタンにはちゃんと席が確保されているとか!
私たちと同じように飛行機で空の旅をして開催国まで運ばれるわけです。
飛行機は火気厳禁では…?
そう、飛行機内は火気厳禁ですよね。
聖火を持ち込むのはいいのでしょうか。
実は「爆発物等輸送承認申請書」という書類を出して許可をもらっていれば、一般の方でも火器を持ち込むことができるそうです。
もちろん、一般の方と書きましたが、厳しーい審査があります。
昔はそんな感じで聖火も特別な申請をして定期旅客便で運ばれていたそうですが、
現代はチャーター便で聖火を運んでいるようですよ!
チャーター便というのは、定期便と違って航空会社が貸切でお客様のニーズに合わせて、 日時・方面を決めて運行する臨時便です。
つまり聖火のための特別な飛行機が飛ぶという事ですね。
聖火が消えたらどうなるの?もしものための備えと対応法 とは?
いくら慎重に安全に運んだとしても、途中で聖火が消えてしまう可能性も考えられますよね。
でも『聖火が消えた場合の対処』というものがちゃんと存在します。
現在、聖火が消えた場合には、『種火』がちゃんと用意されており、途中で消えても再点火されることが普通になっています。
なんだかちょっと夢のない話ですが・・・
過去にはシドニー五輪の時に、海を渡るための水中トーチも開発されました。
水の中でも消えないトーチは、マグネシウムと硝酸ナトリウムの化学反応を利用した仕組みになっています。
オリンピックの開催と共に、聖火も色々な対策を取られているので、どこの国で開催をしても大丈夫なようです。
ちなみに・・・
オリンピックの聖火は神聖なもの。
決してオリンピックが終わるまで消されることはありません。
しかし、実は聖火リレーの途中で何度か消えています。
北京オリンピックの時はチベット問題があり、その抗議の意味を込めて聖火を消されたことがありました。
男性ランナーが持っているトーチを指さし、火が消えていることをアピールすると、男性が現れてライターで火をつける・・・!
なんていう事件もありました。
2014年のソチオリンピックでの忘れられない出来事ですね。
まとめ
- 聖火は飛行機で運ばれる時も消されることはなく、専用のランタンに入れられて世界各国に運ばれていきます
- 現代はチャーター機で運ぶので火気厳禁でも大丈夫
- 万が一、運搬中に消えてしまうことがあっても種火が用意されているので再点火されます
- 実際、過去に何度か聖火が消えるアクシデントが起きています
聖火は決して消してはいけない神聖なものですが、実際は消えちゃったりもしてるんですね。
でも、それでも神聖な聖火をオリンピック会場まで繋ぐ儀式はとても素敵なものだと思います。
2020年の東京オリンピックもとっても楽しみですね!!