小・中学生くらいならともかく
高校生になると、
親が勉強の面倒を見るのが難しくなってきます。
勉強の内容がだんだん高度になってきますし、
学問の内容も進歩していくため、
古い知識のまま教えてしまうのも心配ですね。
高校生の我が子に
勉強の遅れがあるとわかった場合、
どのような方法で
その遅れを取り戻したら良いのでしょう?
勉強が遅れているといっても
様々な状況が考えられますね。
全体的に理解が遅れており、
前の学年や中学校の内容にまで
遡る必要がある場合、
というのがわかりやすいですが、
それだけではありません。
部活に熱心なので勉強に集中できない、
というのも高校生の勉強が遅れる
原因としては多いです。
また、人間関係のストレスや
スマホでつい遊んでしまうなど、
勉強に身が入らない状況がある場合もあります。
次の項目では
高校生が勉強の遅れを取り戻す方法について
考えていきます。
勉強の遅れを取り戻す方法!
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高校生の勉強の遅れを取り戻すには
それなりの労力が必要です。
まずは、今の学年の内容になってからの遅れなのか、
前の学年や中学校の内容にまで遡って
遅れを取り戻さなければならないのか、
きちんと把握します。
最近は、様々な目的に合わせた問題集が
発売されています。
短期間で中学の内容を
復習するものなどもあります。
遅れの度合いが大きいという場合は、
まず早急に現在の学年までの内容を
学習しなくてはなりません。
塾などで集団授業を受けるには、
まず現在の学校の進度まで
追いついておく必要があるため、
それより遅れている場合は
自力でなんとかしなくてはいけないのです。
決して楽なことではありませんが、
この計画を立てることは大事で、
親も手助けすることができる内容です。
教科書や問題集のページ数を
勉強する日数で割るなどして、
1日にどれくらい勉強する必要があるのか、
わかりやすい形にしておきます。
また、実際に勉強した時間を
グラフにして塗りつぶす
などの方法で可視化します。
「自分はこれだけ勉強した」
という自信がつきます。
これはスポーツ選手なども
取り入れている方法です。
高校生の場合、
単純な学力面での遅れだけではなく、
様々な要因が絡んでいることがあります。
よく聞かれるのは
「部活が忙しくて勉強できない」
という悩みです。
地域や種目によっては
高校3年の夏まで部活を
熱心に行うところもあります。
ですが、部活に熱心に打ち込む高校生の場合は
勉強に対するマイナス面ばかりではありません。
集中力、忍耐力などを持っているため、
部活を引退して勉強に専念するようになってから
学力の伸びが期待できます。
また、朝練の習慣があったお子さんは
朝方の勉強に強いというのが大きなメリットです。
夜遅くまで起きていると
他の家族の行動が気になってしまったり、
意外に遅くまで外の音が賑やかだったりして
集中しにくいことがあります。
また、お腹が空いてしまうので
夜食の時間などを無駄にしてしまいます。
疲労がたまった状況で
効率が落ちてしまうこともあり得ます。
朝早く起きることに自信のあるお子さんは、
早寝・早起きの生活リズムを崩さないほうが
勉強がはかどります。
そして、スマホの誘惑や対人関係のトラブルなど、
勉強と直接関係があるわけではないけれど
お子さんに大きな影響を与える要因があります。
家庭内でのスマホの使い方のルールを見直したり、
学校での様子をきちんと把握するため
担任の先生に連絡を取ったり、
勉強以外でも親ができるサポートはあります。
高校生の場合は、
その後就職にしても進学にしても、
社会に出るということになります。
お子さんの将来の目標を聞き、
どの程度の学力で目標が叶うのかといったことも
学校の先生に相談してみましょう。
勉強の遅れを取り戻すのに 塾は必須?
高校生の勉強の遅れを取り戻す、
と考えた場合、
親が対応するには限界があるため
プロの先生に教えてもらえる
塾が最適なのでは?
と思いますよね。
塾には様々なメリットがあるのは確かですが、
誰もが塾通いに向いているわけではありません。
学校そのものに馴染めていないお子さんですと、
同級生が通っている塾は嫌、
といった事情があることもあります。
積極的に質問したりできないため、
集団の授業だと
カリキュラムや進度が合わない、
ということもあります。
合わない塾に通ってしまって
却って自信を無くしてしまった、
という結果になってしまっては
元も子もありませんね。
塾に行かせようかなと考えた時は、
体験授業・入塾前の面談などをよく行って
お子さんとの相性を確かめることが大事です。
塾は便利ですが、お金もかかるので
お子さんのニーズに合うかどうかの
確認をしておきましょう!
まとめ
高校生が勉強の遅れを取り戻すには、
親だけで学習のサポートをするには限界があります。
教科書や基礎的な問題集を揃えてあげること、
勉強の計画を一緒に立てること、
などをしてみましょう。
また、勉強以外の
スマホ依存や対人トラブルがないかどうかにも
気を配ります。
お子さんの将来の夢を叶えるには
どの程度の学力が必要か、
学校の先生にもよく相談して
意見を聞くと大変参考になります。
もちろんプロの家庭教師、塾などの
手を借りるのも良い方法です。
お金のかかることなので
お子さんの学力や性格に合った方法を
探してあげましょう!