大学への進学、就職や転職などで女性が一人暮らしをする機会も増えてきています。
一人暮らしは気楽さや楽しさもありますが、特に女性だとストーカー被害や通り魔、強盗などの怖さと不安もかならずついてきてしまいます。
では、そんな不安を解消するためにはどうしたらよいでしょうか。
- 防犯対策をしっかりおこなう
- 狙われてしまう原因になる可能性になることをやってはいけない
この2点をしっかりおさえて行動することです。
ご存じかと思いますが日本は他国に比べて治安もよく、女性の一人暮らしでも比較的安全であるといえるでしょう。
しかし、やはり女性の一人暮らし。
油断をしていればさすがに危険です。
何より「私は大丈夫」と思い込んでいることが一番危険。
怖いと思っているくらいがちょうどいいのです。
漠然とした怖さを、具体的な危機意識に変えて、しっかり対策をしましょう。
防犯対策をきちんとしておけば、女性の一人暮らしでも怯えて暮らすことはありません。
一人暮らしが怖い!女性がやるべき防犯対策は?
女性は一人暮らしが怖いと思っているくらいがちょうどいいのはどうしてなのでしょう?
なぜならそれが防犯対策につながり、リスクに備えておくことができるからです。
防犯対策はし過ぎることはありません。
さっそく、
女性の一人暮らしでできる防犯対策を紹介していきますね!
洗濯物の工夫
洗濯物から住んでいる人の性別や大体の年齢層は分かってしまいます。
なるべく部屋の中に干し、どうしても外に出したい時には男性用の下着や洋服も一緒に干しましょう。
毎回同じ柄だと、防犯用だとバレてしまうので、何色か用意して柄を変えて干すのがおすすめです。
表札を出さない
苗字だけでも出さない方が安心です。
フルネームはもってのほか。
個人情報はなるべく出さないようにしましょう。
帰り道は周囲を確認しながら歩く
スマホを見ながら、音楽を聴きながら、というのは厳禁です。
スマホに集中していては、不審者が近づいてきたことに気づかないですし、音楽を聴いていれば不審な気配は消えてしまうのですから、犯罪者にとっては好都合です。
男性物を玄関先に置いておく
男性物の傘やくつ等があちこちに目につけば、もしも不審者がつけてきても、あなたを狙うことを考え直すかもしれません。
こんな感じのいかにも男性物とわかるもの、サイズは27•5cmくらいの大きいものを選んで玄関に置いておきましょう。
ドアポストはふさぐ
集合ポストがあれば、部屋のドアポストは必要ありません。
ドアポストからプライベートをのぞかれていたという体験談はたくさんありますから、ふさげるなら養生テープなどで最初からふさいでおきましょう。
カーテンの工夫
カーテンの色や柄によっては「女性の一人暮らしです」と宣伝してしまうことになりかねません。
好みが合わないかもしれませんが、男性が使うようなカーテンを使うことも防犯になります。
また遮光性のカーテンは、外から見えにくくなりますからおススメです。
簡単にドアを開けない
これは当たり前ですが、一番基本的な防犯対策ですね。
具体例でいうと、ドアにはいつでもかならず鍵をかける、来客時はドアを開ける前に確認するなどです。
また、宅配は直接受け取りではなく、玄関前に置いてもらうシステムにして、置いてもらったら即回収するというのもオススメです。
”ドアを開けて押し入られてしまう”
これを避けるためにもかならず徹底しましょう。
留守・一人暮らしだと思わせない
- ポストの郵便物はこまめに回収する
- 「いってきます・ただいま」を言う
- 留守中もどこか一室や玄関の明かりを付けておく(電気代に注意ですが)
などがあります。
常に中に誰かがいると思わせることで防犯対策につながります。
窓に補助鍵をつける
窓枠などに取り付けるタイプのものが多く、もともと付いている窓の鍵と二重に使うことによって侵入の難易度をあげ防犯として高い効果を発揮します。
こんなのですね。
また、窓ガラスが割れにくくなる防犯フィルムなどもあるので併用すればより一層効果が高まります。
最近は、鍵付近の窓を割って鍵を開け、侵入してくる犯罪もあります。
鍵周りだけでも補助シートを張っておくと安心です。
玄関ののぞき穴にのぞき見防止金具をつける
知っていますか?
何気にのぞいている玄関ののぞき穴。
割られて室内をのぞかれることもありますし、居留守を使った時に光がもれてドキドキしてしまいますので、ふだんはのぞき見防止金具でカバーをしておき、ピンポンが鳴ったら見えるように開けようにすると安心です。
のぞき見防止金具はこんな感じのです。
また、こちらのように180°と広角な視覚で見れるドアスコープも販売されています。
訪問者の全身を確認できて安心ですね。
防犯ブザーや催涙スプレーを持ち歩く
子供のころ持ち歩いた防犯ブザー。
女性の一人暮らしにも大いに役に立ちます。
何かあれば、大きな音を鳴らして周りに助けを求められます。
防犯ブザーは、
持ち歩き用と、玄関に置いておく用、2つ準備しましょう
催涙スプレーも持っていると安心。
「何か、、後ろから付いてきてる気がする、、?」と思った時も、これを握り締めていれば、幾分か心強いですよね。
ただの犬の散歩中の人でした。とか、勘違いの事もありますし、必要以上に怖がらず冷静でいる為にも、こういった護身用の何かを持つ事はおすすめです。
こんなおしゃれな催涙スプレーもありますよ♪
防犯設備に優れた物件に住む
これは家賃と予算との相談にもなりますが、
- 2階以上の部屋
- オートロック付き
- 防犯カメラ付き
- カメラ付きインターフォン
- 内洗濯機置場
- 駅近くの物件
- 管理人常駐物件
- 宅配ボックス付き物件
などなど、防犯に優れた設備がある部屋に住むのもとても防犯対策として有効です。
建物自体が防犯に優れているとそれだけで犯罪者は避けてしまいますからね。
ただし、100%の安心はありません。
2階でも足場があれば侵入できます。
オートロック付きでも鍵がかかるまでにタイムラグがありますから、住人について入れば誰でも入れますし、非常階段が外にある場合は外からも入れます。
防犯対策の条件がそろっていても、過信はしないということが大切です。
防犯目線で立地を選ぶ
防犯という目線で立地を選ぶことも防犯対策としては効果が高いです。
駅近くや、人通りの多い地域の部屋を借りることで自然と常に近隣の人が見張ってくれている状態になり安全度は一気に高くなります。
女性ができる防犯対策としてはこういったことがあげられます。
ひとつでも多くやっておきましょう。
では、次は逆に、
女性の一人暮らしでやってしまうと危険な事を見ていきましょう!
一人暮らしが怖い!女性がやってはいけない事とは?
防犯対策をしたら、あとはスキを見せないことが大切です。
どんなことをすると女性の一人暮らしは危険なものになるのでしょうか。
意外と知らず知らずの内にやっている事が犯罪を誘っています。
一人暮らしの女性が防犯上やってはいけない事を詳しく見て行きましょう!
窓を開けたまま過ごす
昼間でも、起きているからといって窓を開けたままにするのは危険です。
実家にいる時の感覚で、つい開けたままにしがちですが、窓からの侵入が絶対にできないような環境でない限り、換気以外では窓も閉めておきましょう。
チェーンをせずにドアを開ける
インターフォンで確認しても、ドアをすぐに開けるのはNGです。
業者になりすましていることもありますし、引っ越しのあいさつなどと言ってドアを開けさせようとすることもあります。
チェーンをかけて対応しましょう。
同じ時間帯・同じルートで帰宅する
遠回りでも人通りの多いところで帰るように意識しましょう。
時々帰るルートを変えると、つけ狙われるターゲットにはなりにくいです。
無防備にエレベーターに乗る
見知らぬ男性がいたら、さりげなく電話をするふりなどをして、一緒にエレベーターに乗る事は避けましょう。
公共料金をいつも同じ近所のコンビニで払う
コンビニ店員にいつの間にか住所も名前も知られてしまいます。
近所ならばすぐに自宅の場所が分かってしまうということも。
できれば引き落としにする、ATMで払うなどの工夫をしましょう。
洗濯物の外干しをする、女性ものだけで干す
防犯対策の方でもご紹介しましたが、女性ものの衣類だけで外干しをしてしまうと「女性で一人暮らししています」とアピールしてしまうようなもの。
部屋干しをして洗濯物が他人の目に触れないようにするか、男性物の下着などを一緒に干すことで対策しましょう。
鍵をかけずに出る
自動販売機まで、少し外で友達と話すだけなど、つい鍵をかけずに出ることもあるかもしれません。
その”つい”が狙われているかもしれません。
短い時間でもしっかり施錠して防犯対策をしましょう。
夜にカーテンをあける
そとが暗くて中が明るいと、レースカーテンくらいでは中が丸見えになってしまいます。
電気をつける時はまずはカーテンをしっかり閉め、中が見えないようにしましょう。
カーテンは、男性が使うような色合いのカーテンにすると更なる防犯対策になります。
表札がフルネーム&可愛い
表札もかわいいデザイン多いですよね。
しかしフルネームを書いてしまうと”この家は私一人です”とアピールしてるようなもの。
フルネームは避けたほうが得策です。
また、可愛い表札も女性の一人暮らし感を醸し出してしまうので、やめておきましょう。
イヤホンをつけたまま外を歩く
周りの音が聞こえる状態でいることも大事です。
不審者が近づいてきたらすぐ逃げれるようにイヤホンは付けないほうが良いでしょう。
実際に、筆者の後輩が、イヤホンで音楽を聴きながら帰っていたら、街頭のところで影が二つ見えて、その時に初めて後ろから付けられていた!と気づいた事があったそうです。
自宅を教える
不用意に自宅を教えるのも控えたほうが良いです。
教えるのは信頼できる人だけに留めましょう。
このようにやってしまうと危険性が増えてしまう行動もあります。
たくさんあって大変かもしれませんが、一つ一つやっていないか確認して、気をつけるようにしてください。
ストーカーや犯罪者がどういうチャンスを狙っているか、という視点で考えてみることも大事ですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ひとくくりに防犯対策といっても、費用をかけずにできること、費用をかけてできること、逆にやらないほうが良いこと、一人ひとりの状況によって、できることやできないこともあるかと思います。
女性の一人暮らしのポイントは、
とにかく危機意識を持つこと。
一人暮らしの怖かった体験談を調べてみるのも防犯意識を高めるのに効果的です。
そして基本は、見知らぬ人に、女性の一人暮らしということを知られないようにすることが大切です。
冒頭でもお話しましたが、日本は比較的安全ではあります。
しかしながら、決して他人事だと決めつけず、全部はできないとしてもできる範囲のことを一つずつしっかり行っていくことで、安心できる女性の一人暮らしが待っています。
一人暮らしは楽しいもの。
きちんと防犯対策をしたら、むやみに怖がることはありません。
しっかり防犯対策をおこなって、自由な空間、自由な時間を満喫できる一人暮らしを楽しみましょう!