「チョコレートを使った時はうまく固まったのに、
ホワイトチョコを使うとうまく固まらない…」
実はホワイトチョコの生チョコをはじめて作った人からよく聞く言葉です。
ホワイトチョコはチョコレートと比べるとカカオの分量が少ないため、脂肪分が多いです。
その違いを知らずに生クリームをチョコレートと同じ配分で混ぜてしまうことで固まらなくなってしまい困っている人が多く見かけます。
ほかにも、生クリームの温度が高すぎたり溶かしている間に水分が入ってしまったり原因は様々あります。
そこで今回は、
ホワイトチョコの生チョコが上手に固まらない原因とその対処法について詳しく説明しますね!
ホワイトチョコの生チョコが固まらない原因は?
[quads id=1]ホワイトチョコの生チョコが固まらない原因は4つあります。
- お湯や生クリームの温度が高すぎる
- 生クリームの量が多すぎる
- 水分が入ってしまう
- 全体の温度が均一になる前に混ぜる
順番に説明していきますね。
お湯の温度が高すぎる
まず1つ目の原因は、
最初に湯煎でチョコを溶かす方法で作る際のお湯の温度です。
ホワイトチョコを溶かす湯煎の時、どれくらいの温度のお湯を用意していますか?
お湯の温度が高すぎると、チョコと油分が分離してしまいうまく固めることができなくなってしまいます。
ホワイトチョコの湯煎時の適温は、40~45度です。
熱い方が溶けるのが早いからといって、高温すぎるのは避けるようにしてくださいね。
また、生クリームに刻んだホワイトチョコを入れて溶かす場合は生クリームは沸騰寸前まで温めます。
沸騰寸前とありますが、沸騰しているところに入れると分離してしまうので、あくまでも沸騰寸前の生クリームにチョコを入れましょう。
生クリームの量が多すぎる
2つ目の原因は、生クリームの量です。
普通のチョコレートの生チョコを作った時と同じ割合で、生クリームを使っていませんか?
実は、
チョコレートと比べるとホワイトチョコはカカオの分量が少ないんです。
カカオの分量が多いほど、チョコは固まりやすいものなので、ホワイトチョコを使うときは普通のチョコレートを使った時の生クリームの量より少なめにしてくださいね。
目安としては、
普通のチョコレート:生クリームは 2:1に対し、
ホワイトチョコ:生クリームの割合は 3:1です。
生クリームの分量に気をつけてみてくださいね。
水分が入ってしまった
3つ目はチョコの生地に水分が入ってしまった場合です。
水滴や蒸気が入っただけでも、チョコは分離してしまう可能性があります。
洗い終わった後ボウルなどを使う場合は水分の拭き忘れによく注意してくださいね。
また、汚れが取りきれていないボウルを使うと分離する恐れがあるので、キレイに洗ったものを使いましょう。
湯煎の方法を使う場合も要注意です。
全体の温度が均一になる前に混ぜる
最後は、チョコ全体の温度が均一になる前に混ぜてしまうこと。
温めた生クリームに刻んだチョコを入れて溶かす場合は、チョコを入れてからすぐに混ぜてしまうと、チョコが温まりきっていないため、温度にムラができてしまい分離してしまいます。
チョコを入れてすぐに混ぜないようにしてみてくださいね。
チョコがしっかりと溶けてきたら全体の温度が均一になるようにしっかりと混ぜます。
ホワイトチョコの生チョコが固まらない時の対処法は?美味しく作る方法!
まず、ホワイトチョコに水分が入ってしまった場合は、残念ながら復活させることは難しいです。
分離したチョコでもパティシエくらいの知識があれば復活も可能ですが、そうでない場合は復活は至難の業ですので、新しいチョコを使って今度は水が入らないように気をつけて湯煎しましょう。
生クリームの分量が多くてホワイトチョコが固まらない場合は復活できる可能性があります。
普通のチョコレートよりもカカオの分量が少ないホワイトチョコは、生クリームの量を少なくしないとうまく固まってくれません。
普通のチョコレートと生クリームは2:1に対して、ホワイトチョコと生クリームは3:1の割合でないといけません。
ホワイトチョコの生チョコを作っているのに、生クリームを普通のチョコレートと同じ割合で作ってしまった後でも対処法がありますので安心してくださいね。
まず、固まらなかったホワイトチョコをもう一度溶かしましょう。
お湯が高すぎると分離してしまうので、40~45度のお湯で湯煎してくださいね。
次にホワイトチョコを少しずつ足してゆっくり混ぜてください。
先ほど説明した3:1の割合になるように調整してくださいね。
湯煎から外してゆっくり混ぜて、また湯煎をしてゆっくり混ぜるのを2、3回ほど繰り返してください。
ホワイトチョコの分離が戻り、なめらかになるはずですよ。
一度試してみてくださいね。
まとめ
チョコレートとホワイトチョコは見た目も違いますが、カカオの分量も異なるんですね。
カカオの分量が違うことがチョコが固まらない原因になるんです。
カカオの分量が多いとチョコが固まりやすいのですが、ホワイトチョコは普通のチョコレートよりもカカオの分量が少ないのが曲者です。
つい普通のチョコレートと同じように作ってしまうと、チョコが固まらない事態に陥ってしまいます。
ホワイトチョコの場合は、普通のチョコレートと同じ分量で作らないように気をつけてくださいね!
生クリームが多かった場合は、もう一度溶かしてホワイトチョコを足すことで復活できるので、ぜひやってみて下さい。
また、湯煎の温度も大切ですし、その際にチョコに水分が入ってしまうと分離を招いてしまい、復活が難しくなりますので、十分に注意しましょう。