いよいよ春一番が吹き始めましたが、
まだ肌寒い日が続きますね。
先日出かけていたらスーツのボタンを全開にして、
歩いているサラリーマンのかたがいました。
正直私の中ではボタンを閉めるのが当たり前だと思っていたので、
かなり衝撃的で…。
この出来事が気になったのでスーツのボタンについて調べてみました。
ということで、
今回はスーツのボタンを全部開けるのはN Gなのか?についてお話しいたします!
スーツのボタンを全部開けるのはNG?
結論から言うと、
座っている時以外は、スーツのボタンを全部開けるのは NG のようです。
ビジネスシーンでの服装は誠実な印象が求められます。
スーツのボタンを全部開けていると、
決して誠実な印象は受けないですよね。
悪い印象を与えないためにも、
スーツのボタンはちゃんと留めていたほうがいいんです。
ですが、立っている時と違い、
座っている時にボタンを留めていると、シルエットが崩れてしまいます。
せっかくかっこよく着こなしているスーツ姿が台無しになってしまうので、
面倒ですが座る時にはボタンを開けるようにしましょう。
ただし、気をつけたいのが2点あります。
1つめが就活の面接時です。
面接官のなかには座る時にボタンを外すというのを知らず、
「ボタンを外す=だらしない」と思うかたもいるかもしれません。
かくいう私も恥ずかしながら今回のことで知りました…。
面接時には外さないほうが無難かもしれません。
2つめがダブルスーツの時です。
シングルスーツのほうがビジネスの場では主流ですが、
近年ダブルスーツを着ているかたも増えてきました。
このダブルスーツの時には座っている時でも、
ボタンは留めたほうがいいといわれています。
というのも、ダブルスーツの場合ボタンを外してしまうと、
前の合わせの部分が下がってしまうからです。
ダブルスーツの時はいつでもボタンは留めておきましょう。
スーツのボタンの正しいボタンの留め方!
「スーツのボタンを留めなきゃいけないのはわかったけど、全部留めればいいのかな?」
と留めかたに悩む人もいますよね。
まず、スーツのボタンには、
「アンボタンマナー」というのがあります。
アンボタンマナーとは一番下のボタンを留めないというものです。
この一番下のボタンは飾りボタンや捨てボタンともいわれ、
このボタンを留めるとシルエットが崩れてしまうのです。
このアンボタンマナーを交えつつ、
ボタンの留め方をスーツ別に紹介します。
シングルスーツ2つボタン
こちらはボタンが一列に2つ着いているタイプになります。
一番上のボタンだけ留めるようしましょう。
シングルスーツ3つボタン
こちらはボタンが一列に3つ着いているタイプになります。
この3つボタンタイプは近年では更に2つに分かれており、
『通常の3つボタン』と『段返りの3つボタン』があります。
段返りタイプとは、
一番上のボタンが襟の折り返しにあるものです。
通常のタイプは一番上と二番目だけ留め、
段返りタイプは真ん中のボタンだけ留めます。
ダブルスーツの6つボタン
ダブルスーツは、
ボタンが2列で着いているものになります。
一列に3つずつ、計6つのボタンが着いているのが主流です。
こちらのタイプのものは真ん中のボタンを留めましょう。
ただし、ダブルスーツのアンボタンマナーは、
シングルスーツほど決まったものではありません。
というのも、シングルスーツはシルエットが崩れるから留めませんが、
ダブルスーツは全部留めてもあまりシルエットが崩れないからです。
一番下のボタンを留めるかは個々の判断でもいいでしょう。
まとめ
- 座る時以外全部開けるのはN G(ダブルスーツは除く)
- シングルスーツの場合ボタンを留めるときは一番下のボタンは開ける
- ダブルスーツは一番下のボタンを留めても留めなくてもO K
ということですね。
ビジネスマナーはさまざまな決まりがあり、覚えるのも大変ですよね。
今日話したことを参考にして、
かっこよくスーツを着こなしてください!