4月に入り学校や会社など、
新しい生活が始まった方もいるんじゃないでしょうか?
まだ体に馴染んでいないスーツや制服に袖を通すのも、
なんだかドキドキしますよね。
そんな服装ですが、昔からひとつ疑問がありました。
私が通っていた高校は女子でもネクタイをつけていましたが、
社会に出ると女性がネクタイをしている姿は全く見ないのです。
- 「女性は社会に出たらネクタイをしちゃいけないの?」
- 「女性がネクタイをするのはおかしいのかな?」
そんな私と同じ疑問を持った人もいるんじゃないでしょうか?
今日はそんな疑問にお答えしていきます!
女性がネクタイをするのはおかしいの?
結論からお伝えすると、
この疑問に答えられる正確な答えは調べてもでてきませんでした。
なので、個人的な意見ですが、
私は女性のネクタイはおかしいと思いません。
けれど、TPOや会社の環境で変わってくると思います。
理由としては次の2つがあげられます。
- 日本がS D G sを推進していること
- 学校でも制服の選択制が増えたこと
ひとつずつ説明していきますね。
日本がS D G sを推進していること
日本は2015年よりS D G sというのを推進しています。
S D G sとは現代において数多くある問題を解決するため、
2030年までに達成する目標のことです。
そのなかのひとつに、
「ジェンダー平等を実現しよう」というのがあります。
このジェンダー平等は男女平等だけでなく、
L G B T Qを含むすべての人が対象です。
なので、服装ひとつとっても、
性別で着るものが違うのはおかしいということですね。
学校でも制服の選択制が増えたこと
昔から日本では男女で学校の制服が違いましたよね。
ですが、今では女子生徒でもパンツスタイルにするか、
選択できる学校が増えているのです。
その数や公立校で600校越え…。
びっくりする数ですよね。
また、コロナの影響もあり学校も換気するようになったため、
防寒という意味でもスラックスを履く女子生徒は増えているそうです。
女子=スカートという考えは古いのかもしれませんね。
以上の理由により、
女性がネクタイをつけるのはおかしいとは思いません。
むしろ、性別によって着るものが違うということ自体、
古い考えで現代にそぐわないのではないかと思います。
日本では「ジェンダー平等を実現しよう」の考え方がまだまだ浸透していない
ですが、①で挙げた「ジェンダー平等を実現しよう」という考え、
実は日本ではまだまだ課題が多いのです。
2021年に公表された男女格差を測るスコアで、
日本は156国中120位とかなり低い順位でした。
ジェンダー平等はまだまだ理解されていないということですね。
なので、着る場面はかなり選ばれてくると思います。
L G B T Q自体、年代が上がればあがるほど、
受け入れられる人が少なくなっているという調査結果もあるそうです。
年上が多い会社や、さまざまな年代が集まる冠婚葬祭では、
女性がネクタイをつけていたらギョッとさせてしまうかもしれませんね。
そのような問題を考えると、
やはり女性がネクタイをつけてもいいがTPOを考えなきゃいけない、
という結論になるかと思います。
ネクタイの歴史は?なぜするの?
「そもそもネクタイの始まりってなに?」
「なぜするようになったの?」
と思う方もいると思います。
そもそもネクタイは、
昔クロアチアの兵士が身につけていたスカーフが始まりといわれています。
やはりもともとは男性が身に着けるものから始まっていたんですね。
この始まりを考えると、
女性がネクタイをしているのを見かけないのも納得しちゃいます。
その後しばらくネクタイはファッションとして取り入れられていましたが、
次第にファッションから紳士の必需品へと変わっていきます。
おしゃれアイテムから身だしなみへと変わっていったんですね。
その結果、スーツにネクタイという格好が定着しました。
やはりネクタイの歴史を紐解いても、
男性が身につけているのが主流ですね。
ですが、19世紀では女性がファッションとしてネクタイを取り入れ、
流行した時代がありました。
あくまでファッションとしてですが、
今まで女性が全くつけたことがないわけではないんです。
ちょっとだけホッとしますよね。
まとめ
- 女性がネクタイをするのはジェンダー平等の現代からするとおかしくない
- 日本ではジェンダー平等・L G B T Qへの理解度が低いため、人によっては女性がネクタイをするのは受け入れられない可能性がある
- 会社の社風・幅広い年代が集まる冠婚葬祭などTPOに合わせる必要はある
ということですね。
世界的にもジェンダー平等へと動き出しているので、
いずれ誰がどんな格好をしていてもおかしくない時代がくると思います。
性別によって着るものが変わるのでなく、
その人が一番好きな格好をできる世の中に早くなってほしいですね。