雨の多い梅雨の季節。
毎日、毎日、雨でじとじとジメジメ。
気持ちもどんより憂鬱になりがちですが、そんな気持ちを吹き飛ばしてくれるような花があります。
そう、それはアジサイ。
雨の中にしっとりと咲いているアジサイはとてもきれいです。
学校、公園などアジサイが咲いている場所は結構たくさんあるので、日本人にとってはなじみのある花の1つではないでしょうか。
ご自宅の庭で育てて楽しんでいるよ~という方も多いと思います。
ところで、「去年は咲いたのに今年は咲かなかった!」
なんていうことありませんか?
「剪定時期」と「剪定位置」を間違えたり失敗したりすると花が咲きません。
花が咲かない原因は色々ありますが、一番の原因はこの「剪定」の失敗によるものが多いようです。
今回は簡単なようで難しい「剪定」について解説していきます!
アジサイの花が咲かない…剪定の方法に気を付ける必要があった!
アジサイは、植物の分類としては落葉低木です。
アジサイはとても強いので、地植えして根付いた後は水やりも必要なく、広い空間に植えるとどんどん大きくなります。
とてもたくましい花です。
アジサイの花のつき方には法則があります。
それは「今年伸びた枝には翌年には花がつかない」ということ。
今年伸びた枝の下に位置する、昨年伸びた枝の付け根に花芽をつけるのです。
つまり今年伸びた枝に2年越しで花が咲くということです。
6月に開花したアジサイは、翌年の花芽ができる秋より前の7月中に剪定する必要があります。
剪定する位置は、花から2節下の脇芽が出ている上です。
剪定を秋以降にしてしまったり、位置を深く剪定したりしてしまうと来年の花芽を切ってしまうことになります。
ということはつまり、翌年の開花はないということ。
ちなみにアジサイは剪定しなければ咲かないかというと、そんなことはありません。
アジサイは剪定しなくても咲きますし、むしろその方が剪定の失敗を防げます。
しかし剪定せずに伸ばしていくと、どんどん背丈が高くなります。
また、アジサイは茎の先に花がつくので剪定をしないと花の位置が目線より高いところになってしまいます。
よって、「きれいだな」と思うところに花の位置がくるように剪定することが一般的です。
鉢植えのアジサイの場合は限られた土の中で生きているので、次の花へ養分を回すためにも花が終わったら早めに剪定をするのが肝心です。
アジサイの剪定時期はいつがいい?季節と切り方のポイントはこれ!
時期的には7月半ばまでには剪定します。
まだ花が終わっていなくても剪定した方が翌年の花のためになります。
切った花は切り花として楽しめますしね♪
迷いなくバッサリ行ってしまいましょう!
剪定する位置は、花から2節下の脇芽が出ている上です。
花が咲かなかった枝は切らずに残します。
11月~3月の期間に花芽より上の部分を再度切るとベストです。
花芽がわからなかったら無理に行う必要はありません。
その他、枯れた枝や細い枝などがあるようなら根元から剪定します。
アジサイはいつでも剪定をしていい花ではありません。
気温が低くなる秋に花芽が形成されるので、秋以降に剪定してしまうと花芽を切ってしまうことになってしまいます。
花が終わったら、花が終わっていなくても時期がきたら・・・
花から2節下の脇芽が出ている上でカットしましょう!
まとめ
アジサイは「剪定時期」と「剪定位置」を間違えたり失敗したりすると花が咲きません。
気温が低くなる秋に花芽が形成されるので、7月半ばまでには剪定しましょう。
位置は、花から2節下の脇芽が出ている上。
「剪定時期」と「剪定位置」を守って毎年きれいなアジサイを楽しみましょう♪