博覧会というのは
色々な物品を集めて展示するものです。
世界で初めての博覧会は
1798年にパリで開催されました。
こういった、それぞれの国が各自開催する博覧会に対し
二つ以上の国が参加して開催されるのが
国際博覧会であり、通称「万博」や「EXPO(エクスポ)」と
呼ばれています。
つまり、博覧会の中のうちの一種で
特定の条件を満たすものが万博であるといえます。
この、特殊な博覧会である万博には種類があり
開催するための条件などがあります。
万博を開催するにはどうしたら良いのか?
これまでどんな万博が開催されてきたのか?
調べてみました!!
万博とは?開催についての決まりと参加できる条件があった!
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万博は、国際博覧会条約で
人類の文化や産業の成果を広く展示し
様々な部門の今後の発展に役立てるもの
とされています。
会場内には各国のパビリオンが建設され
世界中の国々の文化や最新技術、サービスなどが
集まっています。
一番最初の万博は
1851年にロンドンで開催されました。
初めての万博では、権力者が
財宝や戦利品を展示する場であったとのことです。
しかし近年では、世界各国の文化や技術を
交流し合う場となっており
万博は平和の象徴ともいえます。
万博の開催を希望する国は、政府が
博覧会国際事務局に申請を出し
総会で承認を受ける必要があります。
万博の開催や参加は、国際博覧会条約の
非加盟国でも可能です。
そのため、大規模な万博では参加する国の数が
国際博覧会条約加盟国の数より多くなることもあります。
国際博覧会条約の非加盟国が万博の開催を
希望する場合は、開催国として承認されたのを
きっかけに条約に批准することが多いです。
万博には種類があります。
会場の規模やテーマなどから
登録博覧会(登録博)と認定博覧会(認定博)の
2種類に大別されます。
登録博は5年ごとに開催されます。
規模の大きな万博で、国際博覧会条約での
投票により開催国が決定します。
各国のパビリオンは参加国が建設します。
開催期間は最大6ヶ月です。
認定博は、登録博が開催されていない間の時期に
各国の政府が様々な目的から開催します。
認定博では、パビリオンは開催国が準備し
開催期間は最大3ヶ月までです。
博覧会とは?大まかな内容と今までに開催された実績とは!
様々な物品を集めて展示する催し物は
すべて博覧会と呼ぶことができます。
日本国内だと、江戸時代に発明家として有名な
平賀源内の発案で、薬用になる動植物や鉱物を集めての
物産会が開かれたのが最初です。
万博との関わりとしては、第2回パリ万博に
江戸幕府と薩摩藩、佐賀藩から出品されています。
明治時代のウィーン万博には、日本政府として初めて
公式参加し、日本館を建設しました。
日本の展示品が世界各国に好評をもって受け入れられ
日本ブーム(ジャポニズム)が広がりました。
日本での万博開催は過去に5回あります。
1回目は、1970年の大阪万博(日本万国博覧会)でした。
2回目 1975年の海洋博(沖縄国際海洋博覧会)
3回目 1985年のつくば博(国際技術博覧会)
4回目 1990年の大阪花博(国際花と緑の博覧会)
5回目 2005年の愛・地球博(日本国際博覧会)
と続き、次回は2025年に大阪万博が予定されています。
この万博は、規模の大きな登録博ですので
日本とくに関西での経済活動に
大きな影響を及ぼすことが予想されます。
万博で展示された最新の技術の中で
その後私たちの生活へ取り入れられ
身近な存在になってものもあります。
1990年に大阪万博で展示された
「動く歩道」などがその代表ですね!
まとめ
色々な物品を集めて展示する「博覧会」の中でも
国際博覧会条約で、二つ以上の国が参加し、人類の叡智を集め
広く展示するものが「国際博覧会」と定められており
通称「万博」と呼ばれます。
万博には「登録博」と「認定博」の2種類があり
規模や開催期間などに規定があります。
日本では、江戸時代から国内で様々な物品を
集めて展示する博覧会が開催され始めており
パリの万博にも幕府から出品者が出ました。
日本で開催された万博は過去に5回あり
6回目の万博が2025年に大阪で開催される予定です。