夏になると必ずやってくるのが台風です。
最近では、台風の影響が予想される地域では
前日から電車やバスなどの公共交通機関にて
運休が発表されるようになりました。
運休となってしまう場合、
出勤するまでにかなりの時間を要してしまいます。
会社によっては休みにするというところもありますが、
その場合会社から給料は支給されるのでしょうか?
台風で会社が休みになったら給料ってどうなるの?
[quads id=1]
7月~9月にかけて、高温と晴天が続きますが、
そんな中突然のゲリラ雷雨や台風など
天候の急な変化も起こりやすい季節です。
会社に行く気満々なのに、台風が来てしまった以上
無理して出勤することは
命を危険にさらすことにもなりかねません。
そんな時、無理してでも出社してほしい!
という企業もあれば、
会社によっては潔く
休みにすると判断してくれるところもあります。
休みにしてくれるのはありがたいけれど、
その日の給料は支払われるのか、
ふと疑問に思ったことはありませんか?
実は、台風でお休みにした場合、
会社には給料の支払い義務はありません。
ですので、給料明細を後に見て、
減額されていたとしても、全く問題がありません。
台風の影響で遅刻してしまった際にも同様に、
会社には給料の支払い義務がないため、
遅刻した分を減額することができます。
もし、遅刻した分残業したとしても、
一日の労働時間である8時間をこえなければ、
残業代は支払われません。
自分の都合ではないのに、
なんで減額されるのか、納得がいきませんよね。
しかし、会社は間違ったことはしておらず、
抗議することも難しいと思われます。
会社によっては、
その当日を有給扱いにしてくれることもあります。
有給は事前に申請する会社がほとんどですが、
例外を認めている会社も存在します。
また、規定によっては、
天変地異に対して特別休暇を申請できる会社もあります。
その他に、月給制で毎月の給与金額が固定の場合は、
減額されることがありません。
自分の会社が緊急事態にどのように対応するのか、
一度就労規定を確認することをオススメします。
台風のために臨時休業にする場合の決め方はあるの?
台風が直撃しそう!
でも、臨時休業するかどうか決めかねている…。
そんな場合に、経営者として決め方はあるのでしょうか。
結論から言うと、特に決まりはありません。
ただし、会社の規定にて天変地異に関して
あらかじめ記述がある場合には、そちらに従います。
最近では、台風が直撃されることが予測されてから、
電車やバスなどの公共交通機関にて
運休が早い段階で決定されます。
もし、台風が来る前に、
電車やバスが当日の夜の便を運休することが決まった場合、
社員を早退させないと、自宅へ帰ることができなくなります。
また、始発からの運休が予定されている場合は、
地下鉄だけで通勤できない場合に迂回することもできず、
出社時間はお昼すぎてしまうこともあります。
それでも会社にとって、
1日を休業とさせるにはリスクもあります。
ただ、無理に出社させることで
社員を失う結果にもなりかねません。
近づいている台風の危険度がどれくらいなのか、
常に最新の情報を得て、会社の規模や社員の通勤方法を確認し、
出来るだけ早い段階で決断してあげることが重要となります。
まとめ
7月~9月にかけて発生することの多い台風ですが、
もし、台風の影響で会社が休みになったとしても、
会社に給料を支払う義務はありません。
電車やバスの運休が発表され、
出勤に時間がかかり、遅刻した場合も同様です。
遅刻した日に、残業したとしても、
就業時間の8時間をこえないと
残業代を支払う義務もありません。
ただし、会社によっては
天変地異についての規定が決められている場合があります。
その他に、特別休暇として申請ができたり、
有給を申請させてくれる会社もあります。
経営者として、臨時休業を決める基準は特にありませんが、
公共交通機関の運休情報や、
台風の危険度など常に最新の情報を得た上で、
早めに休業するかどうかの決定をしてあげることが大切です。