初詣などで引いておきたいおみくじ。
古い言葉で書いてあり、格調高い雰囲気が素敵ですが
時々「どんな意味!?」と戸惑ってしまうことがあります。
特に「失せ物」など日常で使わない言葉はおみくじでどんな意味になるのか気になりますよね。
この「失せ物」一体どんな意味になるか見ていきましょう!
おみくじにあった「失せ物」って言葉!どんな意味なの?
[quads id=1]おみくじの失せ物とは、
「失くした物」という意味です。
では、特に失くした物がないときは関係がない項目ということでしょうか?
この場合の「失せ物」は物だけに限った意味ではありません。
家族、恋人、仕事、信頼など「失う」という表現に当てはまるものすべてに該当します。
ですので、物を失くしたわけではなくても何かを失った場合には、それが戻ってくるのかどうかおみくじに書かれています。
また、見つかる場合にはどのあたりにあるのか誰かに聞けばわかる、といったようなヒントも書かれています。
おみくじに「見つからない」と書かれていれば諦めがつきそうですし、
「このあたりにある」「誰が知っている」などとあれば頑張って探せそうですね!
失くしたものが出るかどうか、という表現にも何パターンかあります。
見てみましょう!
出でず
いでず、と読みます。
「出てこない」という意味です。
出べし、出ずべし
でるべし、いずべし、と読みます。
「出てくるでしょう」という意味です。
出がたし
でがたし、と読みます。
「見つかりにくい」という意味です。
出ないでしょう
「失くしものが見つからない」
という意味と
「物を失くすことはありません」
という意味があります。
どっちなんだ!となりますが、ここは自分に都合の良い方を選びましょう。
失くしものが見つかる場所についての表現もあります。
北の方
今いるところや、自宅からみて北の方角という意味です。
他の方角も同様です。
高いところ、低いところ
文字通りに高さを表すだけでなく格式の高いところ、というような意味のことがあります。
また、失くしものを見つけるためのヒントが書かれていることもあります。
子供の知る事あり
子供が何か知っていますという意味です。
男子(女子)の知る事あり
男性(女性)に聞くと見つかるかもしれません、という意味です。
昔の言葉なので解読が難しいですが、実際の例としては
『おそく出ずべし』
であれば「出ず」は「見つかる」という意味でしたね。
なので「時間はかかるが見つかります」という意味です。
おみくじの「待ち人」は?
前の項でおみくじの「失せ物」について詳しく見て来ました。
次に、
よく調べている人を見かける「待ち人」についてもご紹介します。
「待ち人」というと、恋人募集中の人や片思いの人が相手とどうなるか、といった意味を期待している方が多いですね。
もちろんそういった意味もあるのですが、おみくじの「待ち人」は、
もっと広い意味で人生を良い方向へ導いてくれる人を表します。
つまり、結婚相手といった直接の関係ではなく良縁を運んでくれる友人や恩師と出会う、という内容も含まれます。
よくある表現をいくつかご紹介します。
来らず、障りあり
きたらず、さわりあり、と読みます。
「何か支障になることがあるために来ない」という意味です。
周囲の反対に遭う、ということを意味することも多いです。
「支障を取り除けば来てくれる」という解釈もできます。
たよりなし、来る
たよりというのは前触れ、知らせ、という意味です。
「そういったものはなく突然出会う、すぐ近くにいる」という意味です。
来たる、つれあり
「待ち人だけでなく他の人や物事を伴って来る」という意味です。
まさに友人が良い人を紹介してくれる、ということもありますし子宝を望む人には双子の妊娠を意味することもあります。
ネットでもおみくじが買える!?
なかなかおみくじを引きにいけない!とか引きたいおみくじがないなんてこともありますよね。
そんな方にはネットで買えるおみくじもあります。
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こんな可愛い富士山の中におみくじが入ってるんですよ^^
全部『大吉』で書かれてることが違うだけなので、ギフトやめでたい席での配り物にも良いですね。
まとめ
おみくじは、古い言葉で書かれているためすぐには意味がわからなかったり考えていたのと違う意味のことが良くあります。
「失せ物」というのは物だけではなく、家族・恋人、仕事、信頼など「失う」という表現が当てはまることすべてについて参考になります。
また、「待ち人」というのは恋人というような意味だけではなく人生そのものを良い方向に導いてくれる人を表します。
おみくじに書かれている言葉の意味をよく知ることでより深くおみくじのアドバイスを理解することができますね!