神社へお参りする時のお楽しみのひとつは
おみくじを引くことですね!
おみくじは古い言葉で書いてあり趣がありますが、意味がよくわからないこともあります。
「旅行」とあると、言葉自体が難しいわけではないので勝手に「遠出すること」だと思ってしまいますが、遠出や実際の旅行だけに当てはまるわけではありません。
詳しくみていきましょう!
おみくじの「旅行」の項は何だった?どんな意味が?
おみくじの「旅行」は、
「出かけること全般」を指しており、近くへ行く時にもあてはまります。
おみくじの「旅行」の項では、お出かけの方角、距離、時期、同伴者、その外出での出会い起こりそうな出来事、その後の影響についてのアドバイスが載っています。
良くないことが書いてあると心配になってしまいますが、
「こうすれば良い」という条件のようなアドバイスが書かれていることもあるので心配いりません。
「旅行が良い」という場合は、
「安全でしょう」「快調に進む」のようにわかりやすく書いてある場合が多いです。
逆に、良くない場合は
「止めて吉」「道中に良くないことがあるでしょう」などと書かれています。
また、気を付けるべきことを書いてくれている場合もあります。
「病気や火災に注意」「秋はよろしくない」といった注意点が書いてあることもあります。
「近所に吉」「しても良いが無理は避けよ」「出発の頃は思うようにならないが行き先で良くなる」などのアドバイスが書かれていることもあります。
難しい表現の多いおみくじですが、
「旅行」の項に関してはあまりわかりにくい表現はないですね。
旅に関係することですからおみくじのアドバイスを活かして安全な旅行を楽しみたいですね。
とはいえ、少しわかりにくい表現もあるので、次章でご紹介しますね。
おみくじの「旅行」に関するわかりにくい言葉の種類と意味を紐解く!
おみくじの「旅行」の項目に書かれている言葉について「良い・悪い」といったはっきりしたものではないものも多くあります。
もう少し詳しく見ていきましょう!
見合わせ
中止するべきなのかな?と思ってしまいますが
「勢いで出発してしまうと良くないことが起きる」という意味です。
「もう一度考え直す」「よく計画を立てる」といった対策が望まれる、ということなのです。
行いを慎め
「行い」というのは、外出そのものを慎むべきという意味ではありません。
「出かけた先での行動を慎みましょう」という意味です。
いつもの場所と違って旅先では気が大きくなり、羽目を外しすぎて失敗することがありますね。
そういったことに対する注意です。
遠くはいかぬが利
「遠くへは行かないほうがいいですよ」という意味であることはわかりますね。
でもでも遠くってどれくらい?と思いますよね。
「自分で「遠いなぁ」と思うような場所へ行くのはやめておいたほうが良い」という意味です。
計画を見直しましょう。
帰りはほど知れず
「帰りはどうなるかわかりません無事に帰って来れるかどうかわかりません」というちょっと怖い意味です。
行きは順調ということですので
「帰りも油断せず気をつけなさい」というアドバイスとしてとらえましょう。
さわりなし病用心
旅行は問題ないですよ、
ただし病気には注意しましょうという意味です。
風邪気味だとか、最近疲れているとか、歯が痛いとか、
どこか調子が悪いところがあるなら、きちんと治したり、
疲れているのなら、しっかりと休養を取ってから旅行へ行くのが良いかもしれませんね。
さわりなくよろし
「さわりなく」とは「障なく」という漢字を書きます。
支障がない、問題はないですよ。という意味です。
安心して楽しく旅行に出かけられそうですね。
まとめ
おみくじは古い言葉で書かれているため自分で解釈すると違った意味にとらえてしまっている可能性があります。
おみくじの「旅行」とは、遠出だけではなくお出かけ全般のことを示すので近くに行くときにも当てはまります。
お出かけ自体が良いか悪いかといったことから、どの方角が良い(悪い)のか、近いところが良いのか、遠くまで出かけて良いのか、出かける時期(季節)の良し悪しなどが書かれています。
また、同伴者に関することや旅先での出来事、その後の影響などについてのアドバイスが述べられています。
「○○が良くない」というような事が書かれている場合もあります。
これは、「外出自体がダメ」ということではなく、
悪いと書かれていることを避けたり、
計画の内容を見直すことで災いから逃れることができるという意味です。
おみくじの深い意味を理解し安全な旅行に役立てましょう!