「最近、冷凍庫の扉が閉まりにくい…」「なんだか冷えが悪い気がする」——そんなお悩み、ありませんか?もしかすると、それは霜(しも)がたまっているせいかもしれません。
この記事では、冷蔵庫や冷凍庫にたまった霜の取り方を、初めての方でも安心してできるようにやさしく解説していきます。準備から注意点まで、しっかりフォローしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
霜がたまる原因とは?
霜ができる一番の原因は、「空気中の水分が冷気に触れて凍ること」。冷凍庫を開け閉めするたびに湿気が入り込み、それが冷やされて少しずつ霜となってたまっていきます。
特に以下のような習慣があると、霜がたまりやすくなります:
- 冷凍庫を頻繁に開閉する
- 温かいものをそのまま入れてしまう
- 扉がしっかり閉まっていない
霜を放っておくと、冷えが悪くなったり、電気代が上がったり、最悪の場合は故障の原因にもなります。定期的な霜取りは、冷蔵庫を長持ちさせるためにもとても大切なんです。
冷蔵庫の霜取りのやり方|準備編
まずは、霜取りを始める前に必要な準備をしておきましょう。
必要なもの
- タオルや雑巾(数枚)
- ドライヤー(あれば便利)
- ボウルやバケツ(溶けた水を受ける用)
- 氷や保冷バッグ(食品の一時保管用)
食品の取り出しと保管
霜取り中は電源を切る必要があるため、冷凍・冷蔵中の食品はすべて取り出しておきましょう。クーラーボックスや保冷バッグに保冷剤を入れて、一時的に保存すると安心です。
電源をオフにする
安全のため、冷蔵庫のコンセントを抜きましょう。自動霜取り機能がついていないタイプの場合、ここから手動で霜を取っていきます。
冷蔵庫の霜の取り方|手順とコツ
霜取りの基本的な流れは以下の通りです。
1. 扉を開けて放置
まずは扉を開けっぱなしにして、自然解凍を待ちます。気温にもよりますが、2〜3時間ほどでだいぶ溶けてくるはずです。タオルを敷いておくと、水浸しになるのを防げます。
2. ドライヤーを使って時短
早く終わらせたいときは、ドライヤーの温風を使って霜を溶かすのもアリです。ただし、ドライヤーは必ず「冷蔵庫のプラスチック部分から適度に離して」使用してください。熱風を当てすぎると、プラスチックが変形するおそれがあります。
3. スクレーパーでやさしく削る
大きく固まった霜は、プラスチック製のヘラなどで少しずつ削ってもOK。金属製の器具はキズの原因になるのでNGです。
スクレーパーのオススメはこちらのように、プラスチックの歯とステンレスの歯が付いているものです。
冷蔵庫に使う場合は傷付けないようにプラスチックの歯を使うのがオススメ!
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4. 溶けた水を拭き取る
霜が溶けたら、タオルでしっかり水気を拭き取りましょう。湿気を残すとまた霜ができやすくなってしまいます。
5. 再び電源を入れて、食品を戻す
庫内が完全に乾いたら、コンセントを入れて電源を復旧します。十分に冷えたのを確認してから、食品を戻せば完了です。
霜取りに便利なおすすめアイテム
ここでは、霜取りをもっとスムーズに、そして安全に行うための便利グッズをご紹介します。日頃のストレスを減らしてくれる頼もしいアイテムばかりですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
1. コンパクトで扱いやすいドライヤー
時短霜取りの強い味方、ドライヤー。あまり大きすぎないサイズで、温度調整ができるものがおすすめです。
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2. 冷蔵庫に優しい!プラスチック製スクレーパー
金属製のヘラを使うと庫内を傷つけてしまうおそれがあるため、やわらかい素材のスクレーパーが安心です。霜だけをスルッと落としてくれるので、作業もラクラク。
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3. 保冷力バツグンの保冷バッグ
霜取り中の食品保管に欠かせない保冷バッグ。ちょっとしたピクニックや買い物にも使えるので、ひとつ持っておくと便利です。
4. 吸水力の高いマイクロファイバータオル
溶けた霜の水分をしっかり吸い取ってくれるマイクロファイバータオルもおすすめです。繰り返し使えて経済的なのもうれしいポイント。
霜取りの頻度はどのくらい?
家庭用の冷蔵庫であれば、3〜6ヶ月に1回程度の霜取りがおすすめです。ただし、霜が厚くなってきたと感じたときは、時期を待たずに取り除いてあげてくださいね。
霜を防ぐための日常のコツ
できれば、そもそも霜がつかないようにしたいですよね。以下のような習慣を意識することで、霜の発生をかなり抑えることができます。
- 食品はしっかり冷ましてから入れる
- 扉の開閉は最小限に
- ゴムパッキンの汚れやゆるみをこまめにチェック
- 定期的に庫内の掃除をする
まとめ|冷蔵庫も人と同じ、いたわってあげよう
冷蔵庫は、私たちの暮らしに欠かせない存在です。毎日頑張ってくれている家電だからこそ、たまにはメンテナンスしてあげましょう。
霜取りは少し面倒に感じるかもしれませんが、慣れればとてもシンプルな作業です。そして何より、終わったあとのスッキリ感は格別です。
この記事を読んで、「ちょっとやってみようかな」と思っていただけたなら嬉しいです。冷蔵庫もきっと喜んでくれますよ。
どうぞ、あなたの毎日がもっと快適になりますように。