ずばり、現代のパソコンに
一般使用されているマグネットは全く問題ありません。
ただし、ハードディスクは
未だ磁気を利用した記憶媒体です。
超強力な電磁石を近づけると
破損してしまうこともあります。
私が子供の頃、
まだパソコンは一般家庭で
見かけることは皆無でした。
それこそテレビがブラウン管で、
音楽の録音再生は磁気テープ
(俗に言うカセットテープ)な時代でした。
この頃、テレビに磁石を近づけてはいけない
とよく言われたものです。
それでもいたずらな私は、
テレビにマグネットを
ひっつけてしまったりしたのですが、
すると押し当てた箇所の色合いがおかしくなり、
かなり焦った記憶があります。
マグネットの影響を受けるのは
磁気を利用した記録媒体や
磁界の効果で作動するものです。
すなわちマグネットの磁界が
それらの磁気効果に作用することで、
本来の効果が歪められてしまい、
場合によって破壊されるのです。
一方現代においては、
磁気ではなく半導体素子による記憶や、
映像制御を行っているため、
磁気の影響は受けないのです。
また、磁気を利用したものも
外からの磁界の影響を
受けにくくする工夫が成されているため、
よほど強力な電磁石を用いない限り
機能が損なわれることもないそうです。
パソコンを磁石が破壊する!?強力な磁石はパソコンに影響が!
[quads id=1]冒頭のとおり、
一般的なマグネットで
パソコンが壊れることはありません。
パソコン周辺機によっては、
マグネットの引き合う力を利用した
脱落防止機能があったり、
スマートフォンカバーによっては
マグネットでひっつくフタが
付いていたりしますが、
当然仕事中はパソコンの側に
置いていることでしょう。
このように知らず知らずのうちに
パソコンの周りにはマグネットが
いっぱい存在しています。
これらによりパソコンの処理が遅くなったり、
記憶が消えてしまっていたりしたことはないでしょう。
ただし、超強力な磁石であれば、
磁気対策の容量を超えてしまい、
時に悪影響が出ることがあります。
例えばハードディスクの記憶を電磁的に消去したり、
記憶媒体としての機能を破壊する
「データー・キラー」と呼ばれる機械があります。
この機械は電磁石の力を使って
ハードディスクを磁気破壊するものです。
ただ記憶を消去するだけでなく、
新たな記憶も出来なくなります。
すなわち磁気機能そのものをも
消滅させてしまう機械なのです。
もちろん一般的に手に入れることもないくらい
強力なものですので、
普段の生活で心配はないと思います。
強力な磁石であればパソコンと距離をとるのが得策!磁気破壊を回避しよう!
仮に磁気破壊を起こすような
強力な磁石が身近にあるのであれば、
素直に距離を取りましょう。
もちろん、一般普及している磁石に対しては
神経質になる必要はありません。
ここまではパソコンに対しての
磁石の取り扱いをお話ししてきましたが、
電気製品で磁石に弱いものは
現代でもあると思います。
まずは取扱説明書などで、
磁気に対する注意点を
しっかり確認しておきましょう。
その説明書かれている条件は
最低でも避けるようにしておくと、
思わぬ破損と出費を免れることが出来るでしょう。
まとめ
おそらく、昭和生まれの人の多くは
電気製品に対しする磁石アレルギーが
少なからずあると思います。
何と言っても当時の身の回りのものは
磁石に弱いものが多かった。
そして、マグネット自体
それほど日常的に触れることもありませんでした。
学校で使う程度だったと思います。
一方、現代は
マグネットの引き合う力を
利用したモノであふれています。
磁界に強いモノが増えたのでしょう。
すなわち神経質になる必要はありません。
モノの性質や機能をよく理解して、
上手にマグネットと付き合っていくと、
より便利さを追求することも出来るでしょう。