せっかく衣類をキレイにしたいとクリーニングに出したのに「服のシワが取れていない!」なんて経験ありませんか?
実は、その原因は「衣類のシワが深くて取れなかった」「余熱でシワになった」などいくつかの理由が挙げられます。
それでは、詳しく解説していきたいと思います。
クリーニングはシワ伸ばしはしてくれないの?
クリーニングは、基本的に「受付→検品・マーキング→仕分け→前処理→洗浄→後処理・加工→仕上げ→最終点検」で行われます。
この中の「仕上げ」の段階で、アイロンをはじめプレス機という機械で衣類の素材に合わせた温度や圧力で衣類を仕上げてくれています。
しかし、クリーニングに出す前の時点でシワが深くついているとクリーニングに出してもシワが取れないパターンがあります。
また、業務用の洗濯機で水洗いをする「ランドリー洗い」時に付いたシワが、アイロンをしても取れていなかったというパターンもあります。
他にも、濡れた衣類を回転させながら温風をあてて乾燥させる「タンブラー乾燥の余熱」でシワになってしまうこともあります。
クリーニング店にしわが残ってるとクレームをしても大丈夫?
クリーニングに出したのにシワが取れていない時は、クリーニング店にクレームをして再度お手入れをしてもらいましょう。
ほとんどのクリーニングでは、無料で再度お手入れを行ってくれますよ。
ただし、衣類のシワがクリーニングに出す前にできた深いシワであれば、再度お手入れをしてもらってもシワがとれないので気をつけてくださいね。
とは言え、お気に入りの衣類のシワが取れないのはショックですよね。
そこで、次は衣類の保管時に気をつけることを解説していきたいと思います。
クリーニングから返ってきた衣類の保管時に気をつけること
衣類の深いシワはクリーニングに出してもキレイにはならないことがあることが分かりました。
同じことが起きないためにもクリーニングから返ってきた衣類は保管にもコツがあります。
①まずは、仕上がりをすぐチェックするようにしましょう。
チェックするポイントは、
- シミが落ちているか
- シミ落ちの具合を伝えるタグは付いているか
- ボタンが取れたり欠けていないか
- パンツのセンターラインが二重になってないか
などです。
②包装ビニールは取る
クリーニングから返ってきた時に衣類を覆っている包装ビニールは取るようにしてください。
実は、包装ビニールで覆ったまま保管してしまうと湿気がたまりカビや変色の原因になってしまうんです。
私も以前は便利だと思って、包装ビニールのまま保管していました。
しかし、湿度が高い場所に衣類をなおしておくとカビが生えてしまい、衣類の繊維まで菌糸が入り込んでしまい衣類だけでなく壁や周辺の家具にまでカビの胞子が飛んでしまいます。
③保管はクローゼットやたんすへ
クリーニングから返ってきた時に衣類は部屋に置きっぱなしにせず、クローゼットやたんすへなおしましょう。
そうしなければ、日光や蛍光灯の紫外線によって変色してしまうのです。
そして、衣類をなおしているクローゼットは定期的に換気をしましょう。
クローゼットを締めたままにすると湿気がたまり、カビや虫食いの原因になってしまうのです。
特に繊維をエサにするカツオブシムシは、4月から6月に活発に活動をするので特に気をつけてくださいね。
私の場合、「換気」プラス「除湿剤」を置いていますよ。
まとめ
クリーニングに出したのにシワが取れていない時は、その旨を伝えて再度お手入れをお願いしましょう。
そして、シワがつかないためにもクリーニングに出した後は、包装ビニールは取ってクローゼットなどに保管するようにしましょう。