母の日にもらったカーネーションの鉢植え^^
嬉しい気持ちと共に、
「これは絶対に枯らしたくない!毎年キレイに咲かせるぞ!」
という思いもわいてきますよね。
カーネーションは、
上手にお世話をすれば、毎年花を咲かせてくれる多年草。
丈夫な上に乾燥にも強いので、多少「あ!水やり忘れた!」となってしまっても、枯れることなく育つ、育てやすいお花なんです。
しかし、そんな丈夫で育てやすいカーネーションでも、水のやりすぎなどで枯らしてしまう人もたくさんいます。
そんな事にならないように、
- カーネーションが枯れる原因
- カーネーションの上手な育て方
を知って、あなたの大切なカーネーションを長くキレイに咲かせましょう!
鉢植えメインでのご説明ですが、
地植えの方法もほとんど変わりません。
記事の最後の方で、
地植えの場合もご説明しているので、最終的に地植えにしたい方は、こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。
カーネーションが枯れる原因は何?
[quads id=1]まずは、カーネーションが枯れる原因から。
これをやらなければ少なくとも枯れないので、
まずは見ていきましょう!
水のあげすぎ
カーネーションが枯れてしまう原因で一番多いのが
「水のあげ過ぎ」なんです。
まだ土が乾いていないのに水をあげてしまうと、
土がずーっと湿った状態になり、終いには根腐れしやすくなってしまいます。
冒頭でもお話ししましたが、カーネーションは乾燥には強いので、あまり神経質にならず、土はいつもやや乾燥気味にしておくくらいの気持ちが大切です。
カーネーションは高温多湿に弱い植物。
土の表面が白くなったな〜と思ったら、お水が鉢の下から出てくるくらいにたっぷりあげましょう。
鉢皿に水が出て来たらすぐに捨てましょう。
そのまま置いておくと根が腐ってしまいます。
水切れに注意するべき季節がある!
発蕾期(つぼみの育つ時期)や、伸長期(草丈が伸びる生育期)、つまり花の咲いていない時期は、カーネーションが水をたくさん吸い上げる時期です。
この時期は、いつもより早く土が乾きますので、
水切れしないように土の表面が乾いてないかを十分注意してください。
ビニールのラッピングのまま飾っている
カーネーションってエチレンガスというものを出します。
エチレンガスは、カーネーションを触ったり動かしたりして刺激を与えると出るんですが、これが花を老化させます。
また、カーネーションは高温多湿を嫌います。
カーネーションをもらったらすぐにビニールのラッピングを外し、風通しを良くしましょう!
日当たりの悪い場所に置いている
太陽の光に当たらないとカーネションの株が弱くなり、
枯れやすくなってしまいます。
日が当たらないと花つきも悪くなるので、良く日が当たる場所に置いてあげましょう。
日にたくさん当ててあげると株が太くなり、大切なカーネーションが長持ちしますよ^^
根詰まりしている
カーネーションの鉢の底から細い根が出てきたら、
それは「根づまり」している証拠。
カーネーションは根づまりすると、枯れる原因になります。
そこで、定期的な植え替えが必要となるんです。
植え替えの仕方
母の日でもらったカーネーションなら、
2週間くらいお花の鑑賞を楽しんだら、
その後は株分けをして植え替えるのがオススメ。
今よりも大きな鉢に植え替えてあげましょう。
(お庭などに地植えでも良いです。)
やり方は、
まず、土の表面の根元から見て、花のてっぺんまでの長さの、上半分を切り落とします。
そして、根の方も、木の根元から鉢の底までの下半分を切り落とします。
その株を少しほぐして広げます。
その後、大きな鉢に植え替えます。
1ヶ月ほど経つと、またカーネーションの花が咲き出しますよ〜。
その後は、
花の咲く、4月後半~6月と、10月・11月に植え替えをするのがオススメです。
根が鉢の底から出て来たら、植え替えてあげましょう。
湿気で蒸れさせる・寒がらせすぎる
カーネーションは暑さと寒さには強い植物。
しかし、日本の夏と冬には注意。
特に蒸れには弱いので、鉢植えで茎が密集している場合は特に、蒸れないように風通しのよい場所に置いて、換気に気を配ってあげてください。
そして、冬の冷たい強風に直接当たらないようにする事も大切です。
また、鉢植えで茎や葉っぱが密生しているカーネーションは、
カビなどによる病気が発生しやすいです。
雨が続くときは、軒下など、湿気が少なく、尚且つ雨よけできるところに移動させてあげましょう。
花や茎に水をかけている
カーネーションの水やりの時に、花や茎にも水をかけてあげたくなりますが、腐ったり、病気の原因となりますので、土に直接かけるようにしましょう。
ここまで、カーネーションを枯らしてしまう原因について見て来ました。
次はカーネーションの上手な育て方と手入れの仕方を見ていきましょう!
カーネーションの上手な育て方・手入れの仕方
カーネーションを枯らさないだけでなく、上手にキレイに咲かせて、長持ちさせたいですよね。
どんな風に育てたり、お世話すれば良いのでしょう?
水はけの良い土にしよう!
カーネーションに適しているのは、
水はけの良い土。
赤玉土小粒7、腐葉土3の「基本配合土」を用意します。
基本配合土
また、そこに少量の「苦土石灰」を混ぜ、
苦土石灰
水はけをよくするため、
更に1割ほど「山砂」か「鹿沼土」を配合できればベストです。
山砂
鹿沼土
ここまでできないという方は、
赤玉土小粒7、腐葉土3の「基本配合土」だけでも大丈夫ですよ^^
置く場所
カーネーションには強い日光を当ててあげましょう。
外か日当たりの良い窓際がおすすめです。
夏は蒸れないように乾燥した場所へ移動。
20度以下の場所だとより良いです。
雨や冬の寒い強風に直接当たらない事も大切です。
先ほど、エチレンガスが花を老化させると書きましたが、りんごなどの果物もこのエチレンガスを出すので近くには置かないように気をつけてあげて下さい。
水やりを適切に!
カーネーションの水やりは、神経質になってあげすぎてはいけません。
土の表面が乾いたらたっぷり与える。
少し乾き気味の意識で大丈夫です。
花が枯れたら早めに摘み取る!
カーネーションのお花が咲き終わったら早めに摘み取ってあげましょう。
傷んでいる茎や葉っぱも同様です。
余分な花や茎などを取ってあげることで、元気になってくれます。
咲かない蕾も摘み取る!
カーネーションは蕾をつけやすいお花です。
が、蕾を咲かせる力が弱い鉢植えも多いんです。
また、一見蕾のように見えても中が空洞のフェイクのような蕾も多くつけます。
蕾を少しつまんでみて中身が空洞でスカスカしてるようなら摘み取りましょう。
そうすることで蕾を咲かせる力を温存する事ができます。
植え替えてあげる!
カーネーションは根詰まりを起こしやすいので、
鉢の底から根が出て来たら大きい鉢に植え替えてあげましょう。
植え替えは暑い夏を避け、
4月後半~6月と、10月・11月に行います。
肥料をあげる!
高温期の真夏以外は、定期的に肥料をあげましょう。
- 置き肥料(緩効性化成肥料)は月に1度
- 液体肥料は月に3度くらい
が目安です。
置き肥料(緩効性化成肥料)
液体肥料
春と秋は成長期なので、
少し多めに肥料をあげると良いですね。
病気と害虫に気を付ける!
カーネーションがかかる病気は、
灰色かび病、立枯病、ウイルス病などです。
灰色かび病は、湿気に気をつけることで予防できます。
また、花がらや枯れ葉は取り除いておくことで防除できます。
ウイルス病や立枯病になってしまった時は、
ほかの株にうつらないように隔離して焼却処分してください。
ウイルス病はアブラムシなどから伝染しますので、
発生したら早めに防除しましょう。
カーネーションが病気かも?と思ったら、
こちらのサイトを見てみてくださいね。
症状・発症の仕組み・防ぎ方を教えてくれます。
カーネーションを地植えにしたい時は?
カーネーションを地植えにしたい時は、
西日が当たらない暖かい場所に移しましょう。
庭の土を掘って、
腐葉土や堆肥を混ぜあわせて一週間ほど寝かせてから移してあげます。
腐葉土
堆肥
地植えの場合は水やりをする必要はなく、
雨や土から吸い上げる水分だけで十分です。
カーネーションの開花時期はいつ?
カーネーションの開花期は主に4月~6月です。
ですが、
カーネーションは暑さにも寒さに強い四季咲き性。
実は10月と11月にも花を咲かせますよ^^
まとめ
母の日にもらったカーネーションの鉢植え。
ちょっとの手間でキレイに長く咲かせられます。
育てやすさとしては、「やや難しい」部類だそうですが、
そんなに過保護にしなくてもよく、ちょっと水やりを忘れても大丈夫だったりします。
ただ、夏の暑さや冬の寒さ、湿気に気を付け、水をやりすぎずに土が乾いたら、花や茎に当たらないように土の部分にたっぷり水をあげるなど、ポイントを押さえて管理してあげれば、毎年キレイなお花を咲かせれくれますよ。
根詰まりが起こりやすいので、鉢の下から根がでてきたら、一回り大きな鉢へ植え替えてあげましょう。
花壇などに地植えをするのもオススメです。
カーネーションの美しさだけでなく、
育てる楽しさまでプレゼントしてもらえたと思うと、更に嬉しさが増しますね!