犬を迎えて一緒に暮らそうと考えている時、
『家に来るわんちゃんにはトリミングが必要かな？』と気になりますよね。
トリミングはおしゃれのためだけではなく、
どうしても必要な犬種もいます。
こちらの記事では、
- どんな犬種にトリミングが必要なのか？
- トリミングの役割
についてご紹介してきます。
トリミングの必要な犬種
まず、犬の被毛の構造をサラッとご説明しますね。
- オーバーコート…犬の表面にある毛の事、又はトップコートと言います
- アンダーコート…オーバーコートの下に密生している綿毛のような柔らかい毛を言います
トリミングが必要になるのは、
シングルコートの犬種になります。
シングルコートとは…
オーバーコートのみが生えている被毛の事。
すべての被毛が同じ長さで、人間の髪の毛と同じで放っておくと伸び続けるので、定期的にカットしなければなりません。
代表的な犬種
プードル・トイプードル・シーズー・ヨ－クシャテリア・マルチーズ・ポメラニアン
トリミングが不要な犬種
ダブルコートの犬種、毛足の短い犬種になります。
ダブルコートとは…
オーバーコートの下にアンダーコートが生えている二重構造の被毛の事。
定期的なカットは不要ですが、換毛期の抜け毛はとても多いので定期的なブラッシング、日頃の丁寧なお手入れが必要になります。
代表的な犬種
フレンチブルドッグ・柴犬・チワワ・コーギー・ダックスフンド・シュナウザー・ラブラドールレトリバー
トリミングはカットだけじゃない！
トリミングには切り落とす、きれいに整頓する、刈り込んで整えるという意味があります。
犬のトリミングには毛のカットはもちろん、
そのほかの大切なお手入れも含まれています。
カットしないわんちゃんにも必要なお手入れです。
①爪切り
爪を伸ばしたままにすると巻き爪になり、自分の肉球を痛めてしまいます。
また何かに引っかけて爪が折れたり、抜けたりする場合があります。
人間でいえば爪がはがれる状態なので、かなりの痛みをともないます。
私は犬を飼っていた時、自分で犬の爪を切っていましたが、一度切りすぎてしまい出血をさせてしまったことがあります。
それから切るのが怖くなったため、病院で爪切りをお願いしていたのですが、忙しくなかなか連れていけない時があり爪が伸びてしまいました。
その時に、何かに引っかけてしまい爪を根っこから切ることになり、先生から人間でいえば爪をはがした状態ですねと言われ反省。
その後爪は伸びてきましたが、曲がって伸びてくるようになってしまい可哀そうな事をしてしまいました。
爪切りの大切さを痛感した出来事でした。
②肛門絞り
肛門絞りをしないで、肛門の周りに便や尿がついたままでいると、病気になってしまう場合もあるので注意が必要です。
私もやってみようと試みたこともあるのですが、うまくできないので、トリミングをお願いする時に一緒にやってもらうようにしました。
③体を清潔に保つ
体を清潔に保つことによって、感染症や病気から守ることができます。
特に肛門や陰部は季節によっては菌が繁殖しやすいので、清潔にすることは大切ですね。
④ケガの早期発見・予防
トリミングをしてくれる時に、毛をかき分け地肌までチェックしてくれるので、傷があればすぐに発見してくれます。
気づかず化膿して感染症を起こす心配もなくなりますね。
ダニ、ノミの早期発見や予防もしやすくなります。
足裏の毛のカットも必要！
足裏の毛のカットもとても大切です。
肉球には、滑り止めと足の関節や骨への衝撃をやわらげる役目があり、毛で肉球が隠れてしまうと、肉球本来の役割が出来なくなってしまいます。
体の毛をカットするという行為だけでいえば、トリミングの不要な犬種もいます。
ただ、足裏の毛のカットを含め、上記でご紹介した、
カット以外の行為はどの犬種にも必要なお手入れになりますので、自分でやるか、できなければサロンにお願いしましょう。
カットの必要ないわんちゃんには、シャンプーコースなどの名前でコースが設けられていますよ。
まとめ
私の飼っていた犬はミニュチュアダックスフンドでした。
ロングでもなくショートでもなかったので、トリミングは始めのうちは行きませんでした。
ある夏の日突然わきの下が擦れるようになり、ただれてしまいました。
とっても痛そうで、わきの下の毛はカットしてもらい、薬の入ったシャンプーで一日おきに体を洗っていました。
翌年からは暑くなる前にトリミングに行くようにしました。
カットした後は子犬のようになり幼くなったのを覚えています。
トリミングは費用や連れていく手間が掛かりますが、爪を切ってもらって、皮膚の様子も見てもらえるのでとても安心です。
一言にトリミングと言っても見てもらえることはたくさんあります。
しっかりとトリミングしてあげて下さいね。
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