「食べられる宝石」とも呼ばれる『琥珀糖』ご存知ですか?
特に女性の間で注目されているこの和菓子は、
実は日本の古い伝統を持っています。
その輝く見た目はSNSでの人気も高いですが、
味に関しては賛否両論で分かれるようです。
この度は、なぜ琥珀糖の味が気に入らないと感じるのか、
おいしく楽しむ方法やアレンジのコツをお伝えします。
琥珀糖がまずいと言われる理由
では、こんなに綺麗で美味しそうな『琥珀糖』が、
なぜ「まずい!」と言われているのでしょう?
過度な甘みで口の中がつらい
砂糖が琥珀糖の主成分であるため、非常に甘みが強いです。
味わいとしては、金平糖に似ているとも言えます。
簡単に言うと、砂糖そのものの味です。
甘さを好む方には、このお菓子が好みとなるかもしれませんが、
甘さがあまり得意ではない方からは、
過度に甘くて好きではないという意見も出ています。
私グミなどが好きなので琥珀糖もけっこー好きです。
が、
グミなどのように酸味があるなど、工夫された味ではないので、
ずっと食べるようにできていないというか、
一個食べるだけでも「あっま!」となる味なので、
たくさんはたべられません。
食感が好きじゃないから
琥珀糖の特徴は、外側のサクサクとした食感と、
中のゼリー状のもちもちとした食感です。
そのサクサク感は砂糖が乾燥し結晶化した結果です。
しかし、中心部は乾燥せず、
ゼラチンの作用でゼリーのような柔らかさが維持されています。
この独特な食感は琥珀糖の持ち味でありながら、
一部の人々からは好みではないと感じられる要因ともなっています。
特に外側のサクサクした感じは、
歯ごたえとして特有の感触をもたらすかもしれません。
見た目が食べるものとして認識しにくい
『琥珀糖』
その輝く美しい外見は、まるで宝石のよう。
そう感じる人にとって、それを食べることは考えにくいことも。
その宝石のような外観から、食べる際の期待と実際の食感が異なり、
固さや柔らかさを具体的に表現するのが難しいため、
味に納得できないという意見も見られました。
琥珀糖の咀嚼音は人気
多くの人が琥珀糖の味について賛否がある中、
食べる際の音の楽しさを指摘する声も少なくありません。
そのサクサクとした、あるいはカリカリとした咀嚼音は、
耳に心地よく響きます。
琥珀糖は、粉寒天・水・グラニュー糖を混ぜて固める過程で作られるのですが、
しっかりと乾燥させる工程も必要です。
この乾燥の段階で外側が固くなり、
食べるときのユニークな音が生まれるわけです。
ちょっと食べてみたくなりますよね^^
琥珀糖を美味しく食べるアレンジ方法ってある?
粉寒天、水、グラニュー糖から成る琥珀糖は、
甘みが強すぎて好みでないと感じる方もいるでしょう。
そんな琥珀糖をもっと美味しく楽しむためのアレンジをお伝えします。
琥珀糖を紅茶とクエン酸で甘酸っぱい味にする!
琥珀糖のアレンジレシピは、
フレーバーティーのパックを使用します!
甘すぎる琥珀糖が苦手でも、
この方法で作った甘酸っぱい琥珀糖は好きかもしれませんね。
それでは、手順を詳しく説明しましょう。
材料
- 水:125cc/80cc
- 粉寒天:4g
- グラニュー糖:300g
- 紅茶のティーパック2種類
- 牛乳パック(500ccのものは2つ、1リットルのものは1つ)
作り方
- 125ccの水を鍋に入れて加熱します。
- 4gの粉寒天を加え、透明になるまで煮込みます。
- 砂糖を追加して溶かします。
- 混ぜながら泡が全体にかぶるくらいまで沸騰させます。
- 火を止めて、約100cc分取り分けます。
- 40ccの熱湯で2種類の紅茶を別々に抽出し、クエン酸を少量追加して酸味を加えます。
- 取り分けた寒天液が80℃未満になったら、先ほどの2種類の紅茶に半分ずつ加えて混ぜます。
- 用意した型に流し入れます。
- 常温で放置し、固まるのを待ちます。
- 残った寒天液に80ccの水を加えて再沸騰させ、型に流し入れます。
- 冷蔵庫でしっかり冷やします。
- 固まったら型から取り出し、お好みの形にカットします。
- 乾燥させると琥珀糖の完成です。
動画もどうぞ↓
この方法で、
クリアな部分とフレーバーティーの色が2層になった綺麗な琥珀糖ができあがります。
クエン酸の酸味と砂糖の甘さが絶妙なバランスを持つこの琥珀糖は、
チョコレートで包むとさらに美味しくなるそうですよ!
ちょっと手間はかかりますが、
甘酸っぱい琥珀糖は美味しいので、
ぜひ試してみてほしいです。
琥珀糖をレモン味風に!
先ほどの紅茶琥珀糖の紅茶を入れないバージョンがレモン風味の琥珀糖です。
レモンを加えるのではなく、
クエン酸を加えてレモンの酸味を出します。
このレモン味にした琥珀糖は、
ホワイトチョコレートをデコレーションすると、
まろみが出てさらに美味しいですよ!
リキュール(お酒)を入れる!
先ほどの工程の紅茶の代わりに、
ブルーキュラソーやミントリキュールなどのあまいリキュールを
入れるのもおすすめです。
ブルーキュラソーやミントリキュールなら、
美しい碧や緑色になります。
カシスやベリー系なんかもキレイな色が出そうです。
琥珀糖に入れるリキュールはカクテルに使うような
甘いものがおすすめです。
その際に、砂糖の分量を減らすと甘すぎなくておすすめです。
もちろんジュースを入れてもいいですし、
色を綺麗にしたい場合は食紅を使うのもおすすめです。
琥珀糖だけでは甘すぎる場合は他のものと一緒に食べる!
琥珀糖は確かに甘いです。
私も甘いものが大好きなわけではないので、
すごく甘いものを頂いた時は、
コーヒーや紅茶と一緒にいただいたりします。
琥珀糖もブラックコーヒーや紅茶と一緒に食べると美味しいですよ。
また、甘さのついていないソーダ水に入れて飲むのもオススメだそう。
通販でも買える!オススメ琥珀糖
琥珀糖は自分で作るだけでなく、
とっても綺麗で美味しいものを買うこともできます。
オススメを見ていきましょう!
柚子琥珀糖
こちらは本場京都の美しい琥珀糖。
柚子の果皮が入っていて、
食べると口の中いっぱいにゆずの香りが広がります。
これは流石に琥珀糖まずいとはならないかもしれません。
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琥珀糖をオシャレに美味しく食べるセットがステキ!
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琥珀糖とアップル風味の爽やかなハーブティー、
エディブルフラワーの詰め合わせなんです。
何よりハーブティーにエディブルフラワーを浮かべて一緒に飲んだり、
紅茶の中に琥珀糖を入れたりとオシャレに楽しめるセットです。
琥珀糖の手作りキットもオススメ
こちらは琥珀糖が作れる楽しいキットです。
レモンをかけると青くなるバタフライピートいうものを使って作るので、
作る工程も楽しく、お子様と一緒に作ったりするのもオススメです。
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琥珀糖ってそもそもどんなお菓子なの?歴史は?
琥珀糖は、『粉寒天・水・グラニュー糖』
という基本的な成分から成る和風のお菓子として知られています。
また、琥珀羹(コハクカン)という名前で知られることもありますね。
表面のさっくりとした感触と中のやわらかさが
絶妙に合わさったその食感が、多くの人々を魅了しています。
琥珀糖の起源は古く、
江戸時代に遡ることができます。
当時、京都で宿屋を経営していた美濃屋太郎左衛門は、
冬の季節に乾燥したところてんに目をつけました。
この発見から美濃屋太郎左衛門は寒天を発見し、
さらに砂糖と寒天を組み合わせ、琥珀糖を生み出したとされています。
その頃は「金玉糖(キンギョクトウ)」という名前で親しまれていたそうで、
後に現在の名前に変わったようです。
砂糖が非常に貴重だった当時、
琥珀糖は高価なものとして扱われていたと伝えられています。
現代では砂糖が容易に手に入るため、家庭で手作りする方も増えてきました。
その透明感と涼やかな見た目から、特に夏には多くのファンに支持されるお菓子です。
まとめ
キラキラと美しい琥珀糖。
見た目は好きだけど、甘すぎる味が苦手、
食感が苦手など様々な「まずい」と言われてしまう原因がありましたね。
しかし、アレンジで少し酸っぱくしたり、
お酒を入れてみたりと、美味しく食べれる方法もありました。
でもでも、私としては琥珀糖、とっても美味しいので、
ぜひ食べてみて欲しいです!