シフォンケーキは少しの油断で焼き上がりに差が出て、お店で売っているようなフワフワシフォンとは程遠いものが出来上がってしまう大変難しいスイーツですよね。
そのため、一度や二度では成功しないのは当たり前で、心が折れてしまい二度と作らなくなってしまうことも。
しかし、落とし穴の数が多いだけなので、工程通りに進めれば、
誰でも理想のシフォンケーキを焼き上げることは可能です。
ここでは、シフォンケーキの失敗例で一番多いの、
「シフォンケーキがしぼむ!」という
シフォンケーキの焼き縮み問題について解決していきましょう!
なぜ、シフォンケーキがしぼんでしまうのか?原因から見ていきましょう!
私が意外だったのはお砂糖の量!
ぜひ最後まで読んでいただき、美味しいシフォンケーキを作る達人になりましょう!
シフォンケーキがしぼむ・焼き縮みする原因はこれ!どの段階で失敗しているか見てみよう!
[quads id=1]オーブンの中では確かに膨らんでたシフォンケーキ。
しかし、
いざオーブンから出して冷ましてみると、
みるみるうちにしぼんでしまった!
ということがよくあります。
このシフォンケーキの焼き縮みの原因を一つ一つ確かめてみましょう。
メレンゲのポイップは大丈夫?
シフォンケーキを作るときは、卵黄生地とメレンゲを作り、混ぜ合わせますが、実はここに落とし穴が!
メレンゲを作る際に、
ホイップが足りないとメレンゲの良さを十分に引き出せずに、せっかく卵黄生地とメレンゲに分けて準備している意味がありません。
メレンゲはしっかりとホイップして、
持ち上げた際に柔らかなツノができるようにします。
ただし、ホイップしすぎは禁物ですよ!
硬くなりすぎないように柔らかなツノができた瞬間にやめましょう。
お砂糖の量が実は超重要!
また、手作りお菓子にありがちなのですが、
レシピよりお砂糖を減らしてしまうという失敗です。
こんなに入れたら甘すぎる!と思い、少し控えめにお砂糖をメレンゲに混ぜ合わせた場合、これもしぼむ原因になってしまいます。
お砂糖の役割は甘さだけじゃないんですね。
スイーツに重要なお砂糖の役割とは?
お砂糖は粘度を高めるので、気泡の安定性を高めてくれるんです。
その力により、薄力粉やバターを加えて焼き上げても気泡がつぶれにくくなります。
つまり、
お砂糖が多くなるほど気泡が保たれて、
シフォンケーキのボリュームが出せるんですね。
また、
お砂糖が多いほど焼き色も濃くなりますし、
お砂糖は保水性を高めるのでしっとりするという効果もあるんです。
このことから、
お砂糖はレシピ通りに入れるのが重要となるわけです。
乳化をしっかりと!
卵黄生地を作る時に、ムラがなく、ツヤが出てきめ細かくなるまでしっかりと混ぜ合わせ、油分と水分が混ぜ合わせさった状態、つまり乳化の状態にさせておくことも大切です。
しっかりと乳化された卵黄生地を作っておく事で、この後メレンゲと卵黄生地を混ぜ合わせた時に、メレンゲの気泡をつぶさず、シフォンケーキがつぶれにくくなるというわけです。
卵黄生地とメレンゲを合わせる時も注意!
卵黄生地にメレンゲを合わせる時も、一気にメレンゲを入れてはいけません。
まずは、
卵黄生地にメレンゲの1/3の分量を加えて泡立て器でしっかり混ぜます。
この時はメレンゲの泡が多少つぶれても大丈夫です。
ここまでできたら、残りのメレンゲを加えていきます。
この時は、
泡をつぶさないように、生地を泡立て器ですくい上げ、落とすようにして合わせていきます。
逆に、泡をつぶさないように気を付けすぎて、まだメレンゲが白く残っているのに混ぜるのをやめてしまうと穴があく原因になりますのでこちらもご注意を。
- 混ぜすぎて泡を潰さない!
- でもメレンゲは残さない!!
これが重要となってきます。
パウダーにも注意!
次に、せっかくだから色々な味のシフォンケーキを作りたい!
と思い、ココアパウダーなどを入れてしまっていませんか?
パウダーは水分を吸収してしまいます。
こちらも生地と混ぜ合わせる際は温度に気を使い、しっかりと乳化させる必要があります。
シフォンケーキ初心者で不安な場合は、まずはプレーンで試してみることをオススメします。
焼く温度は大丈夫?出した後も注意!
上記のことに気をつけて、きれいな生地が出来上がり、いざオーブンへ!
その時のオーブンの温度にも気をつけてください。
高温で一気に焼いてしまうと焼き縮みの原因となってしまいます。
180℃に予熱したオーブンで30分かけてじっくり焼きましょう。
この時、天板もあらかじめ予熱しておいてくださいね。
そして、
シフォンケーキがオーブン内でしっかり膨らんだことを確認して、オーブンから取り出します。
ここでも油断してはいけません。
シフォンケーキをオーブンから出したら、型に入ったまま、
15cmくらいの高さから落として蒸気を逃がしてあげます。
これも焼き縮みを防ぐためですね。
その後、型に入れたまま、
すぐに逆さにして4時間程冷ましてあげることで、その膨らみを維持します。
オーブンから取り出して、モタモタしていると、どんどんしぼんでしまいますので、ここ一番頑張ってください!
シフォンケーキをふわふわに美味しく作る方法!
シフォンケーキの特徴である“フワフワ感”は、
やはりメレンゲが命です。
メレンゲのホイップが、固すぎても緩すぎても完全なフワフワ感を引き出すことができません。
まずは、
適度な柔らかいツノが出るまで、根気よく混ぜ合わせる練習をしましょう。
それができたら、上記のことに気をつけて作れば、フワフワの美味しいシフォンケーキが作れますよ^^
まとめ
シフォンケーキがしぼんで焼き縮みしまう原因はたくさんありましたね。
特に、
フワフワ感を出すためには、メレンゲ作りや生地を混ぜ合わせる工程を丁寧に行う必要があります。
メレンゲは硬さに注意して、卵黄生地はしっかりと乳化させることが大切です。
とにかく生地の泡を消さない事も重要ですね。
また、焼きあがった際には、15cmくらいの高さから落として、蒸気を抜く事、その後すぐに逆さにして、完全に冷めてから型から取り出すようにしましょう。
何度か挑戦し、目と感覚でちょうど良い生地の混ざり具合を覚えることで、ワフワシフォンケーキがいつでも作れるようになれますよ!