砂糖と卵白を泡立てて作るメレンゲは、シフォンケーキやメレンゲクッキーなどお菓子作りの際によく作りますよね。
メレンゲ自体を焼いたメレンゲ菓子も美味しいです。
しかしこのメレンゲ、
シンプルだけど失敗せずに作るのは意外に難しくありませんか?
「混ぜても混ぜてもメレンゲが一向に泡立たない・・・艶もコシも出ない・・・」
という経験をした方も多いのではないでしょうか。
失敗したメレンゲといえど、卵や砂糖をたっぷり使っているし、そのまま捨ててしまうのはもったいないですよね。
実は、
失敗して立たないメレンゲでも再生できる可能性があります。
失敗の原因と共に見ていきましょう。
もし再生できなかった時の再利用方法についても紹介するので、参考にしてみてください!
メレンゲ作りに失敗したらもう再生できない?復活させる方法はある?
[quads id=1]まずはいくつかあるメレンゲ作りの失敗の原因を見ていきましょう。
- ボールやハンドミキサーに油分や水分がついていた
- 冷えていない卵白を使った
- 古い卵白を使った
- 砂糖をメレンゲを泡立てる前に一気に入れてしまった
- 卵黄が混ざってしまった
原因が分からないことも多いかもしれませんが、この中でも、
ボールやハンドミキサーに油分や水分がついていた場合には、残念ながら再生は不可能でしょう。
卵白は、
油脂や水分が少しでも入ると泡立たないのです。
同じく、卵黄にも脂質が入っているので、卵黄がメレンゲに入ってしまった場合も再生は難しいでしょう。
ボールやハンドミキサーは事前にきれいに洗って、布巾ではなく、キッチンペーパーで完全に拭き上げてから使いましょう。
その他の原因なら再生できるとは言い切れませんが、
メレンゲ再生のために試してみるとよい方法があります。
メレンゲを冷やしてから再度泡立ててみる
冷えていない卵白を使って失敗してしまったのであれば、
冷やすことで再生できるかもしれません。
この時、
水分が入らないように注意してください。
「これで失敗メレンゲが再生した!」という声があるので、とりあえず、今目の前に泡立たない失敗したメレンゲがあるのなら、試してみる価値はありそうです。
メレンゲを温めるのはダメ!
「メレンゲを湯煎であたためてから泡立ててみる」という意見がたまにネット上であるようですが、これは卵黄も入った全卵の卵を泡立てる場合に有効な方法です。
【泡立てやすい=泡がへたりやすい】
です。
温めながら混ぜると確かに泡立ちやすいですが、その後すぐにへたるので、卵白を使ったお菓子作りには不向きな方法です。
卵白でメレンゲを作る場合はとにかく低温で行いましょう。
冷やしてみても再生できなかった場合は、、他の方法で再利用しましょう!
次章でメレンゲの再利用方法と、
その次の章で上手にメレンゲを作る方法もご紹介しますね!
メレンゲ作りに失敗して再生できない場合の再利用方法!
メレンゲの再生方法を試したけど再生できなかったという場合でも、メレンゲの材料は卵白と砂糖なので、それらを使うお菓子に再利用することができます。
マフィン(8個分)
〈材料〉
・失敗したメレンゲ卵白4個分
・ホットケーキミックス200g
・牛乳大さじ3
〈作り方〉
- オーブンを180℃にあたためておく
- すべての材料を混ぜ、マフィンカップに流し込む。
- オーブンで20分焼き上げる
お好みでココアパウダーやバナナを入れても美味しいです。
パンケーキ(4枚分)
〈材料〉
・失敗したメレンゲ卵白2個分
・卵黄2個
・小麦粉200g
・ベーキングパウダー5g
・豆乳または牛乳150ml~200ml
・バニラオイル少々
〈作り方〉
- 小麦粉、ベーキングパウダーはふるっておく
- メレンゲに卵黄を加え混ぜたら、バニラオイル、粉類、豆乳又は牛乳の順に加え混ぜ合わせる
- バターをひいたフライパンで弱火~中火で焼き、ふつふつしたらひっくり返して焼き上げる
お好みでバター、シロップをつけていただきます。
ラングドシャクッキー
〈材料〉
・失敗したメレンゲ卵白4個分
・薄力粉30g
〈作り方〉
- オーブンを170℃にあたためておく
- メレンゲに薄力粉をふるい入れ、練らないようにさっくり混ぜる
- スプーンで生地をすくって、クッキングシートを敷いた鉄板に丸く落としていく
- オーブンで13~15分焼く
焼き色はしっかりめにつけるのがおすすめです。
まだ砂糖を入れる前や少ししか入れていないメレンゲなら、分けた卵黄、牛乳、塩コショウと混ぜてオムレツにするとふわふわに仕上がりおいしくいただけますよ。
メレンゲを艶々きれいに上手に泡立てるコツ!
ボールやハンドミキサーは油分や水分が付いていないきれいな物を使う・卵黄は1mmも入れない
とにかくメレンゲに脂分や水分が入らないように気をつけましょう。
卵白は新鮮で冷えている物を使う
卵白は温度が低い方がきれいに泡立ち、
その後もきれいに泡立った状態が続きやすいです。
鮮度が良く、安すぎない、ある程度良い値段の卵を使うと、最初は泡立ちにくいですが粘りが強いので安定しやすいですよ。
また、砂糖を加える前に卵白をきちんと混ぜておくことで、泡立ちやすくなります。
混ぜるのは手動ではなくハンドミキサーを使う
手で混ぜると泡が潰れやすいので、かなり手早くやる必要が出てきます。
それは素人さんではなかなか難しいので、ハンドミキサーを使いましょう。
砂糖は3回に分けて入れる
メレンゲは、砂糖が水分を吸着する力を利用して、泡立てて角が立つくらいに硬くする事ができるんです。
ただ、砂糖はタンパク質が固まる力も抑えるので、一気に入れてしまうと泡立ちが悪くなってしまうんですね。
なので砂糖は少しずつ加えて、空気を入れながら混ぜることが重要となります。
まず、卵白だけをハンドミキサーでよく混ぜて、その後、3回に分けて砂糖を入れながら混ぜていきましょう。
まとめ
メレンゲはシンプルながら、失敗してしまう事も多いもの。
でも、お砂糖も卵もたくさん使うので、再生できることならしたいですよね。
今回紹介した再生方法を一度試してみて、それでも再生できなければ、別のお菓子に再利用して無駄なく使い切りましょう。
そして、上手に作る方法をしっかりと守って、上手なメレンゲも作れるようになると良いですね。
是非参考にしてください。